5■アルゲダスの父親は Víctor Manuel Arguedas Arellanoといい、クスコの出身であった。母親はSan Pedro de Andahuaylasの名家の出で、Victoria Altamirano Navarroといった。ふたりは3人の子をもうけ、アルゲダスは次男だった。弟の出産後に母親は肝臓を患い、アルゲダスが3歳のときに亡くなった(1914)。
Juez de paz(治安判事)だった父親は、やがてjuez de primera instancia(一審担当判事)に任じられ、プリオ(Puquio)に赴任するが、ここで裕福な未亡人Grimanesa Arangoitia Iturbi viuda de Pachecoと恋におちいり再婚した。1917年のことで、アルゲダスは6歳であった。
未亡人には子ともが3人おり、プキオの近くのSan Juan de Lucanasの大地主だった。アルゲダス一家は最初プキオで暮らしたが、結婚の翌年、父親だけが比較的大きなまちのプキオにのこり、アルゲダスは2歳年上の兄Arístidesとともに農場に移り、そこで義理の母親と生活することになった。父親は週末だけ農場に帰った。
アルゲダスの写真。頬杖をついて新聞を読んでいる。